2015年2月8日日曜日

シーズン終了のご挨拶

敗戦、そしてシーズン終了。

その現実を受け入れるのに一週間かかったわけですが、毎年思うのが「今シーズンのブラックラムズをもっともっと観ていたかったなあ」という思いでありまして。TUBEの皆さんが名曲『シーズン・イン・ザ・サン』の後半で♪夏よ逃げないでく~れ~!と悲痛な思いで叫ぶのが、今はとても良くわかる気がします。



最終戦となったワイルドカード2回戦のサントリー戦は、力を出し切れずに終わった、選手にとっても非常に悔しい敗戦だったことでしょう。それは応援サイドも同様でありまして。ただ、会場に応援に駆けつけてくださった他チームも含めたたくさんのファンのみなさんが、最後のワンプレーまで声援を送り続けてくれたことに、心から感謝いたします。ありがとうございました。

さて、シーズンが終わるというと、なかなかそのあとは淋しい話題ばかりになってしまうものですが、今年は特に、チームが着実に強くなっていくプロセスを間近に見れた、楽しいシーズンでありました。当ブログはなかなかシーズン中に思うように更新ができなかった分、オフにはシーズンを振り返った回想記などをアップしていけたらと思っておりますよ。


その手始めとして、今シーズン、自分がもっとも印象に残ったプレーをひとつ挙げるとするならば、

セカンドステージ第4戦のドコモ戦の、ラストワンプレーのスクラム

を選びたいと思います。


これまでのブラックラムズは負け試合となると、焦って自滅してしまったり、あっさりとノーサイドの笛を聞くことが多かったように思うのですね。あの試合も、ラストチャンスを相手の好守に阻まれ、もはやこれまで、とスタジアムの多くの人は思ったのではないでしょうか?

しかしラストプレー、相手がボールをキープし、蹴り出せばいいだけのあのスクラムを、リコーフォワードは押したのです。結果は勝利に届かなかったものの、チームとしての「勝利」への執念や意地が感じられる、今もビデオでそのシーンを見るたび鳥肌が立つような、本当にすごいプレーでした。これまで応援スタンドがスクラムであそこまで沸き返ったことは記憶にありません。


来シーズンのことを語れば鬼が笑うかもしれませんが、来シーズンのリコーも、絶体絶命のピンチのときに“あのスクラム”が組めるチームであって欲しいと思います。そのためにも、今シーズンが不完全燃焼の形で終わった悔しさを、ずっと持ち続けていなければなりません。選手だけでなく、応援団もですよ。

2015-16シーズンだって、開幕段階ではまだひつじ年。もう目指すのは「下剋上」ではありません、「捲土重来」でありますよ。

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