2014年12月21日日曜日

ダニー・ゴー

ラグビーにはプレースキッカーという、チームのすべてをその脚に託される存在があるわけです。

昨日のドコモ戦、1点差を追うラストプレー。
そこで我らがリコーFW陣が鳥肌の立つような気合いでスクラムを押し込み、獲得した逆転を狙うペナルティゴール。

さあ、決めてくれ、ダニー!

しかし、その祈りはボールがゴールポストに当たる鈍い音と共にかき消されてしまいました……。




試合後、悔しさを噛み殺した表情でスタンドに向かう選手を見て、どのような声援を送るべきか迷いました。
ただ、この悔しさを乗り越えて、さらに凄いプレイヤーになって欲しいという思いを込めて行った「ダニエル」コールは、本人にとっては辛いものだったかもしれません。

でも、もし今後同じ場面を迎えたとしたら、チームは100%彼の右脚に頼るでしょう。そして我ら応援団誰しも、その選択に疑いを持つことはないでしょう。

これまでも何度も彼の右脚には助けられてきました。今節終了次点でリーグトップの29本のコンバージョンゴールを成功させてきたその力なしには、ブラックラムズの躍進はありえないのです。

日本選手権挑戦やリーグ残留をかけ、熾烈を極めるグループBの生き残り争いはこれから佳境を迎えようとしています。そんな中、我々には下を向いているヒマなどないのであります!


ピータース・ダニエル選手。チーム編成の関係から、なかなか公式戦に出れない辛い時期もありました。他チームのファンには、「こんなにいい選手がいたんだ!」と驚かれる方も多いでしょう。

でも我々は彼が代表レベルの選手にひけを取らない、もっと上のステージに上がれる実力者であることを知っており、そうなってくれることを期待しています。そのためのひとつの経験として、昨日の苦い敗戦が生きるのであれば、それは意味のあることであったと思えるほどに。



スタジアムからの帰り道、前向きになれる曲はないかとスマホに登録していたライブラリーを探していると、ぴったりの一曲があったのでひたすらそれをリピート再生し帰宅した自分。

その曲は、偶然でしょうか、こんなタイトルでした。


以上、ラグビーちょっといい話風に締めてみました。

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